MacBook Pro (16-inch, 2019) 届いた
昨日昼に注文した MacBook Pro (16-inch, 2019) が、今朝届いた。早くてありがたい。
セットアップ
homebrew
まずは homebrew で大抵のものはインストールできるはずなので、homebrew をインストールする。Safari で検索して、brew のインストールコマンドをターミナルから実行する:
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
dotfiles を使って、アプリケーションや設定ファイルを入れる。
System Preferences
- Keyboard
- Key Repeat: Fast
- Delay Until Repeat: Short
- Adjust keyboard brightness in low light
- Touch Bar shows: Expanded Control Strip
- Customize Control Strip: Siri とキーボードの明るさ調整をなくす
- Press Fn key to: Show F1, F2, etc. Keys
- Shortcuts
- Move focus to next window: option+TAB
- Select the previous input source: なし
- Select next source in Input menu: なし(JIS キーボードなら、英数・かなキーで切り替えられるため)
- Show Spotlight search: なし
- Show Finder search window: なし
- Input Sources: Google 日本語入力を追加して、既存のものは削除する(https://nishi3.hatenablog.com/entry/2018/01/18/161745 を参照)
- Dock
- Size: 中くらい
- Magnification: なし
- Position on screen: Bottom
- Automatically hide and show the Dock: チェックする
- Spotlight
- 全部外す
- Spotlight 自体をオフにするコマンドを実行すべきだが、あとで
- Language & Region
- Preferred languages: English, Japanese
- Region: Japan
- Trackpad
- Tap to click: チェックしない
- Tracking speed: Fastest - 2
- Date & Time
- Time Zone: Japan
- Sharing
- Compuer Name: tn-mbp
Spotlight
Spotlight は使わないのでオフにする。今はどうか知らないが、昔は Spotlight が裏でインデックス作成しているときちょっと重くなっていた。
sudo mdutil -i off /
zsh
今の MacOS はデフォルトシェルが zsh になっているので、dotfiles
の設定ファイルだけ持ってくる。
iTerm
- Preferences
- General
- Window
- Adjust window when changing font size: チェックを外す
- Window
- Appearance
- Tabs
- Show tab bar even when there is only one tab
- Tabs
- General
- Profile
- Colors
- Color Presets: “Solarized Light” プリセットを選択する
- Text
- HackGen フォント、サイズ15、縦サイズ110を選択する
- “Ambiguous characters are double-width” にチェックをつけないと日本語対応に問題があるはずだけれど、現状触っていて問題がないのでひとまずつけないでおく
- Window
- Columns: 120
- Rows: 50
- Terminal
- Scrollback lines: 1,000,000
- Silent bell: チェックする
- Colors
- Keys
shift + command + +
: Select Menu Item… Make Text Bigger (JIS キーボードでは別のキーボードショートカットに上書きされてしまっているので)shift + command + r
: Select Menu Item… Open Command History (↑の上書きの原因。別のキーボードショートカットを割り当てる)control + Tab
: Next Tab (ほかのアプリケーションとタブ操作の挙動を合わせる)shift +control + Tab
: Previous Tab (ほかのアプリケーションとタブ操作の挙動を合わせる)
Emacs
Emacs.app
を /Applications
に入れるのは手動:
ln -s /usr/local/opt/emacs-mac/Emacs.app /Applications
Emacs 周りの設定はまとめていたけど、それでも導入が大変だった。
Visual Studio Code
- Settings
- Font Family: HackGen
- Font Size: 14
- Tab Size: 2
- Word Wrap Column: 120
HHKB
- ドライバをインストールする。
- 必要であれば、System Preferences の Keyboard の欄から Command キーと option キーを入れ替えて、正しい配置にする。
- ファンクションキーで Mission Control や Launchpad が起動できなくなっていたので、System Preferences の Keyboard から設定する。
音楽
音楽データは旧 MacBook Pro がマスターだったので面倒。また CD からインポートしていくのは大変なので iPhone からデータを転送するソフト (PhoneTrans) を使って Google Drive に保存するようにした。
感想
一言で言って普通の MacBook Pro だった。
サイズ
16インチのディスプレイはもちろん大きい。でも結局、本格的な利用や映画視聴のときにこのサイズで足りるわけではない。13インチと比べて広くて快適だ、もう戻れないと思うほど、優位性を感じもしない。13インチではどうしても Split View にすると狭すぎたが、16インチではぎりぎり許せるのがよい。
画質はもちろんよいが、前の MacBook Pro (13-inch, 2014 mid) の画質の時点から特に進化はない。
それよりも、単純にサイズが大きすぎて持ち運びしづらい欠点の方が大きいかもしれない。
キーボード
近年の MacBook のキーボードはバタフライキーボードというもので、評判は芳しくなかった。今回買った MacBook Pro (16-inch, 2019) は久しぶりにバタフライを廃止して以前の構造に戻したバージョンらしい。昨日まで使っていた MacBook Pro (13-inch, 2014 mid) と比べて、悪いとは思わない。すごくよいとも思わない。多分、ThinkPad のキーボードの方が(ThinkPad もモデルによって良し悪しがあるらしいが)よい。
結局キーボードは HHKB などのまともな外付けキーボードを利用するのがベストなので、一定以上のクオリティであればそんなに不満はない。
トラックパッド
トラックパッドは以前と特に変わらない、つまり、よい。ただ、ふと見直すと、16インチ MBP のトラックパッドはとても大きい。大きいことによるメリットがあるのかはまだ実感がない。別に13インチ MBP に近いサイズでも問題なかったように思う。
Touch Bar
Touch Bar は、やはり駄目だと思う。廃止してほしい。
物理ファンクションキー時代には、わたしは Mission Control (F3)、Launchpad (F4)、音量調整 (F10, F11, F12) を使っていた。ほかはどうでもいいけどこれらは使いたかったので、Expanded Control Strip を表示するようにした。これで実質、Touch Bar が以前通りのキー配列になる。
問題は、右上のバックスペースキーを叩いていて、指が Touch Bar にかかることがある。まずい。JIS キーボードだから発生しやすい問題でもあるんだろうけど。なので、使わないであろう Siri やキーボード明るさ調整ボタンは外して、Touch Bar の右側を余白にした。まだ誤爆するようであればもっと外す。
Touch ID
これは普通に便利。
Sidecar
前使っていた MacBook Pro はモデルが古すぎて、iPad をサブディスプレイにする Sidecar 機能が使えなかった。今回やっと使えるようになったが、これは便利。でも、MBP の16インチが大きすぎて、iPad Pro 10.5インチがかなり小さく感じられる。結局、こんなものを使うより、できるだけ大きい外付けディスプレイを用意しておいて、それとのデュアルディスプレイかクラムシェルモードの方がよい。
スペック
CPU も GPU もメモリもよくなっているんだから、明白に違うはず。特別実感はないが、2GB メモリを消費する Docker on Mac が余裕を持って動いているのは間違いない。これで数年は戦える。CPU/GPU はここまでじゃなくてもよかったんだけど……(ガチるならデスクトップの方に任せた方がよい)。
スピーカー
キーボードの左右にスピーカー用の穴がちゃんとあって、MBP 13インチよりスピーカーの質はかなりよいらしい。わたしは、音響は何も分からないしこだわりがない。でも、ディスプレイと同じ話になってしまうが、ガチるなら外付けスピーカーの方がいいだろうし、イヤホンやヘッドホンで聞くときには意味がないから、特別なメリットを感じない。
入出力ポート
Thunderbolt 3 (USB-C) ポート4つ。電源専用のポートがなくて汎用的な4ポートというのはスマートだが、古いデバイスとの接続には変換ケーブルが必要になるので実際にはとても困る。ホームユースなら時代の潮流に則ってほかのデバイスもアップデートしていけばいいけど、ビジネスユースだとそうもいっていられず難しいだろう。
わたしのケースだと、外付けディスプレイも外付けキーボードも外付け光学式ドライブも Type-C に対応していないので、なんとかしないといけない。
- Anker の 5-in-1 または 7-in-1 USB-C ハブ(4000-5000円)を買って、USB-A とHDMI、ついでに特に使う予定はないが microSD & SD カードと Ethernet に対応する。ただし Mac と HDMI でつなげると YUV リミテッドレンジというものになって、映像がいまいちらしい。
- Syntech の USB-C / USB-A 変換ケーブル(2個で800円)と UNI のUSB-C / DisplayPort 変換ケーブル(2000円)を買う。
ハブの方が結果的に安いんじゃないかと考えたが、わたしの用途では全然そんなことはなかった。後者にするか……。
2/9 追記:実際後者を買って、外付けディスプレイと外付けキーボード(HHKB)をつなげるとよい環境になった。13インチのときは、外付けディスプレイによってどうしても MBP のディスプレイの小ささが微妙に感じられたが、16インチならそうでもない。理想はやはり巨大ディスプレイ1つなんだろうけど。HHKB にしたら Touch Bar も気にせずキーボードタッチもよくなるが、マウス操作の問題は出てくる。理想は Magic Trackpad なんだろうけど、現状そこまで買う気がないので今は MBP のトラックパッドをそのまま使っていて、ちぐはぐ。
まとめ
- ちゃんとした MacBook Pro。
- Touch Bar だけは不満。
- 16インチのディスプレイは広くてよい。でも、結局は16インチより巨大な外付けディスプレイを使うのがベストなので、持ち運びや値段を考えると16インチより13インチの方がおすすめのはず。
- MBP 16インチは、外に気軽に持ち運べるサイズではない。iPad Pro 13インチまでが許せる範囲だと思う。MBP 13インチでも気軽に持ち運びづらい。MBP 16インチは薄いし重量も 2kg なので(軽くはないけど)思ったほどきつい印象はないが、それでも MBP 13インチより持ち運びしづらいから相当だ。
- CPU やメモリのスペックはいいけど、このスペックが必要なケースってなんだろう? メモリだけは人によっては欲しいはずなので、13インチ MBP にメモリを追加して 16GB にするのがよさそう。
- ディスプレイとCPU/GPU/メモリの恩恵については、しばらく使ってみないと実感できないはずなので、あとでまた感想を書こう。