デカルト『方法序説』
ルネ・デカルトは、フランスの哲学者・数学者(1596/3/31 - 1650/2/11)。
主要著作として、『理性を正しく導き、学問において真理を探求するための方法の話。加えて、その方法の試みである屈折光学、気象学、幾何学』(1637)、『省察』(1641)がある。この『(理性を正しく導き、学問において真理を探求するための)方法の話』というのが、いわゆる『方法序説』。序説のあとに続く『(加えて、その方法の試みである)屈折光学、気象学、幾何学』は、3つの科学論文。

『方法序説』は岩波文庫の谷川多佳子訳を読んだ。ほかにもちくま学芸文庫の山田弘明訳などがあり、山田訳も読んだが、谷川訳でよいと思う。
薄いが、近代哲学の最重要書籍といってよい。近代人の、ほとんど人生論的な域に達した書物でもある。