(2016-2017年) 最近面白かった映画、本、ゲーム
1本の感想記事を書くのはいろいろな理由で難しかったけど、最近面白かった映画、本、ゲームを紹介しておこう。
ちなみにほかにも面白かった作品はあるけど、未完(=連載中)作品は紹介しない。
インターステラー
2014年のクリストファー・ノーラン監督の映画。当時映画館で観てとても面白かったのだが、あまりによすぎて最近、Amazonビデオで購入してしまった。そして観直したのだが、やはり面白かった。
『2001年宇宙の旅』の流れをくむべきSF映画らしいSF映画なのだが、ただ感動する。
ちなみに、ノーラン監督は『ダークナイト』3部作と『インセプション』も観てみた。確かにノーラン作品らしさはあるし面白くはあるものの、別に心には響かなかった。
君の名は。
2016年大ヒットとなった、新海誠監督の映画。年末な暇なときにふらっと映画館に寄って観てみた。
これはアニメという映像と音楽のエンタテインメントの傑作と言ってよい。面白いし、感動力がある。深く考えられているとは思えないが、男女の入れ替わりという設定も結果的にはよい。ただ終盤の『サマーウォーズ』的な展開だけはくだらないと思った。
ノルウェイの森
1987年、村上春樹のベストセラーとなった長編小説。いわゆるセカイ系恋愛物語の原型。普通に面白かった。どんな話かというと、ハードカバー版のあとがきに書かれている通りだ:
この小説は僕の死んでしまった何人かの友人と、生きつづけている何人かの友人に捧げられる。
スピリットサークル
2012年から2016年まで連載された、水上悟志の全6巻の漫画。水上悟志といえば『惑星のさみだれ』がWeb上でよくおすすめ漫画としてあげられる印象だが、自分は『惑星のさみだれ』より『スピリットサークル』の方が好きだし評価する。
非常に良質な輪廻転生ファンタジー系漫画であり、最近の漫画家としては珍しく結末をちゃんと盛り上げて物語を締めているのはとてもよい。
イリヤの空、UFOの夏
2001-2003年の、秋山瑞人の有名なライトノベル全4巻。セカイ系作品の代表作とされているが、実際、すごくよかった。セカイ系という用語は気にせず読んだ方がよい。誰かが言ったようにこれは難病ものの小説だ。
Life Is Strange
Steamで買った、アドベンチャーゲーム。これはとても面白かった。終盤のエピソードの出来は微妙だと思うけど、それまでは感情移入して感動していた。別に内容を紹介はしない。ライフ・イズ・ストレンジっていうタイトルだけで魅力的なんだから、それで十分だと思っている。
ゲーム・オブ・スローンズ
ご存知、評判のよい海外ドラマ。原作はJ.R.R.マーティンの『氷と炎の歌』シリーズというハイファンタジーであり、血みどろの国家間闘争が描かれている。原作も面白いが、ドラマ版も面白い。Hulu で観られる。